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和歌山みかんはちみつ×ヨーグルト

2017-08-12
紹介者:渋谷店 高杉店長


幼いころ、祖母がホットケーキを焼いてくれると、必ず横に置いてあったチューブのはちみつ。私はそれが大好きで、パンにもヨーグルトにも甘いはちみつをたっぷりかけて食べるそのひと時は、とても幸せなものでした。

食べることが大好きな私は大人になると、はちみつの専門店があると知り、気が付くとラベイユに飛び込んでいました。ラベイユに入社すると、まずは自分の好きなはちみつを探すところから始まります。ですが、当時はちみつが花によって味が全く違うなんて知らなかった私には、ラベイユの世界9カ国60種類(現在は10カ国80種類)という数は膨大な量。どれも驚くような初めての味でおいしくて、一番なんて選べません。

そこで先輩の一番好きなはちみつを聞いて紹介されたのが、和歌山みかんのはちみつ。「ヨーグルトにかけて食べると最高においしいんだよ。」と言う先輩の目がキラキラしていたことを今も覚えています。早速その日帰宅して試してみると、柑橘らしい爽やかな香り、みかんのフルーティーな甘みがヨーグルトに入れたことで引き出され、はちみつを入れただけなのに、まるでフルーツヨーグルトのような仕上がりに。その衝撃的なおいしさに、私の一番好きなはちみつが決まりました。



はちみつのおもしろいところは、花の種類だけでなく、とれた時期によっても味が違うことだと思います。お野菜やワインと同じで、植物からうまれるはちみつは環境によっても毎年味が違います。また、新米や新酒という言葉があるように、はちみつもその年のとれたてを”新蜜”といいます。

新蜜と呼べるのはとれてから3ヶ月以内とされ、その鮮やかなはちみつの香りや風味は格別です。今年のみかんのはちみつは優しい花の香りと軽やかでさっぱりとした甘みがあります。ヨーグルトはもちろん、フルーツにかけていただくのもおすすめです。ぜひ毎年味比べをして、味わいの違いも楽しんでみてください。そして、お気に入りのはちみつ以外にも、色々なはちみつも試してみてください。

私は元気がほしい時は、明るい味わいのみかんのはちみつを。のんびりしたい時は、新蜜の沖縄 宮古島の花々を。完熟マンゴーのような甘みと濃厚なコクが、リゾート気分を味わえます。好きなお洋服を選ぶように、音楽を選ぶように、はちみつもその日の気分で選ぶことを楽しんでいただければと思います。

和歌山 みかん 早摘みみかんを思わせるやさしい甘み。日本屈指のみかんの産地、有田市で採れたはちみつ。みかんを思わせるフレッシュな酸味はどなたにも好まれます