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フランス産 プロヴァンスはちみつ×バタートースト

2017-07-01
紹介者:オンラインショップ 加藤店長


入社当時の私にとって、はちみつと言えばアカシアとれんげの2種類だけ。透明でサラサラしていて、香りも味わいもそんなに強くないのがはちみつだと思っていました。

初めは風味が強くて苦手だったプロヴァンスのはちみつですが、このはちみつの美味しさに気づいたのは、入社して数年経ったころ。スタッフ同士で開く、マリアージュ会(食べ合わせをする会)でたまたま合わせてみたのがきっかけでした。

プロヴァンスとは、フランスのプロヴァンス地方で採れた様々な野生のハーブの蜜をみつばちが集めたはちみつのこと。フランスのプロヴァンスと言えば、夏のラベンダー畑が絶景と言われる程ハーブ畑が一面に広がる地域でもあり、その様々なハーブの花蜜がぎゅっと詰まったプロヴァンスはちみつは、桜餅のようなコクのある風味と少しスパイシーな香りが感じられます。

植物のハーブ自体それぞれ個性のある香りがあり、その花蜜が凝縮されたプロヴァンスのはちみつは、他のはちみつに比べてもとてもユニークな味わいです。風味の強さから食べ合わせを諦めていたプロヴァンスのはちみつを、一番身近にあるトーストに合わせてみたところ、私にとっては感動する美味しさでした。

一般的に個性を合わせた組み合わせの方が、良いマリアージュが見つかりやすいと言われています。つまり、優しい味わいの白いパンには、同じく優しい甘みと色の淡いはちみつを合わせる方が、間違いのない組み合わせがみつかりやすいです。

風味も強く、色味も少し濃いめのプロヴァンスは、パンドミに合わせるはちみつとしては異例の組み合わせです。しかし、反対の個性のものを合わせた時に見つかる思わぬ美味しさは、マリアージュをする醍醐味の1つでもあります。

風味豊かなプロヴァンスには、香りが引き立つバタートーストに合わせるのがおすすめ。バターを塗っていないシンプルなトーストだと、やはりはちみつの風味にトーストが負けてしまうのですが、バターを合わせることで全体の味がまとまって、まるでシナモントーストのようなリッチな味わいを楽しめます。これが本当に美味しいのです。

毎日の朝食にというよりは、週末の朝に贅沢に食べたいというときにおすすめの組み合わせです。焼き立てのトーストに、たっぷりのバターとプロヴァンスのはちみつを塗って、いつもとは違うバタートーストをぜひお試しください。

フランス プロヴァンス PROVENCE 南仏プロヴァンス地方の野生のハーブの花々から採れたはちみつ。清涼感のあるハーブの香りと、さわやかな甘み。ミルキーなコクも感じられます。